2005.07.30

セレッソ戦を振り返って。現地の評価

こんにちは。現地在住ウルトラ特派員モトです。

28日に行われたセレッソ戦の現地での報道情報をお伝えします。

まず、トニの2ゴール見事でしたね。イタリアのスポーツ新聞の「ガゼッタ・デッロ・スポルト」の29日号の一面トップに「トニの2ゴール!」と出てました。トニにとっても、フィオレンティーナに移籍しての初ゴールになり、とてもうれしかったと思います。その新聞の記事の中では「Toni-Sanはいつも目を開いていた」とあり、28日の夜も寝れなかったのではないかと記載してありました。よく試合中に選手が疲れで動かなくなることを「眠る」というので、それに対する言葉のようです。「Toni-San」というのがおもしろいですね。たぶん、記者が日本のファンが「トニさーん」と言って、応援したり、サインをもらったりしたのをよく見たからでしょう。

また、パンカロの左バックでの起用については、トニへのゴールの2アシストでプランデッリ監督もこの起用の成功を確信したようです。本来のパスクアルがいまいちのために、プランデッリ監督も喜んでいたと思います。また、各選手の言葉でも、日本での試合の大変さを指摘していました。やはり、日本のこの時期の「暑さ、湿度」での早い時間での試合には選手の疲労も通常の倍のようです。ヨーロッパではだいたい8時半から9時にキックオフですので。

また、私の友人である元フィオレンティーナのプリマベラ監督であるルチアーノ・ブルーニさんに試合について聞きましたら、「いい選手を獲った。これからの開幕までの1ヶ月が監督の手腕を見せるときだ。いい試合だった」と言っていました。

<「ガゼッタ・デッロ・スポルト」の28日のセレッソ戦の選手評価>

(合格組)

フレイ、トニ、ドナデル、パンカロ、ウイファルージ

(合格持ち越し組)

フィオーレ、ブロッキ、ボジノフ、ダイネッリ

さあ、今日は第2戦のサンフレッチェ広島戦です。もっともっとゴールが見たいですね。

07.30 フィレンツェ現地特派員 | | コメント (0) | トラックバック (1)

2005.07.26

JAPAN TOUR 注目の選手

こんにちは。現地在住ウルトラ特派員のモトです。

ついにフィオレンティーナが日本に上陸しましたね。既に到着後の初練習も終わったころだと思います。イタリアでもフィオレンティーナジャパンツアーは注目されています。あさってのセレッソ大阪戦はなんとイタリアでもテレビで生放送されるんですよ。日本のフィオレンティーナファンの応援がイタリア中に放映されるので是非頑張って応援して下さい。

さて、先日フィオレンティーナファンのHPで行った「一番注目する移籍選手は?」という投票で、ゴールキーパーのフレイ選手が第1位に輝きました。私も合宿中に練習を何回か見ましたが、昨年のルパテッリ選手とは桁違いでした。恐らくセリエAでも5本の指に入ると思います。特に、横のボールへの反応の速さ、高いボールへのパンチングなどその反応の速さにはびっくりしました。

練習中の厳しい表情とは別に、試合後のファンへの温かい対応はさすがプロだなと思いました。練習後にファンがサインを求めた数はチームで一番でした。日本でもその笑顔と好守を是非見せて欲しいです。

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そして、20日の練習試合でも後半コーナーキックのこぼれ球をミドルシュートで決めたチェコ代表のディフェンダーのウイファルージ選手。センターバックもできる選手ですが、プランデッリ監督の構想では右のサイドバックに入っています。16日の最初の練習試合ではゲームキャプテンを務め、しっかりと試合をまとめていました。ファンからの信頼も厚く、次期キャプテンは?というアンケートで第1位に選ばれています。落ち着いたボールさばきと右サイドのオーバーラップからのセンタリングが特徴です。レアル・マドリッドも獲得を目指しているその素晴らしいプレーを日本でも是非見せて欲しいですね。

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07.26 フィレンツェ現地特派員 | | コメント (3) | トラックバック (2)

2005.07.25

モトの合宿レポート 特別編

こんにちは。現地在住ウルトラ特派員モトです。

23日に無事に合宿を終えたフィオレンティーナはその日のうちにフィレンツェに戻り、たった1日のみ休息を与えられ、本日「FIORENTINA JAPAN TOUR」に出発しました。

実際、現場で練習の様子を見ましたが、かなりきつい内容のようでした。でも、選手自身は満足できる合宿になったようです。この12日間で基礎体力、戦術練習などが充分できたと思います。日本での試合が本当に楽しみですね。

今回は特別編と題して、合宿で見つけたおもしろいものをご紹介しようと思います。

<新ユニフォーム>

new_toni   

今年からユニフォームが「LOTTO」のものに変わりました。LOTTOといえば、セリエAの他のチームも着ているのでどうかなと思いましたが、結構かっこいいようですね。JAPAN TOURが初お披露目になると思います。昨年の襟付きから丸首になり、すっきりした感じですね。モデルは2年間で50ゴールをあげた「期待のボンバー」トニ選手です。

<気合を入れているのか?19歳のボジノフ選手>

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この合宿から髪を「銀髪」にした19歳のボジノフ選手です。合宿出発日は恥ずかしいのか帽子をかぶって隠していましたが、すっかりこの髪もなじんできました。よく地元の人から「この銀髪の選手は誰?」と聞かれました。うーん、若いせいか「悪」ぶっているようにも見えますね。そして、この右手に書かれた奇妙な刺青。さて、何を意味するのか?

新聞の取材に対し、「来期は20ゴール取る!」と答えていたので、気分一新で気合を入れているのかもしれません。特に、昨期は不本意な退場や怪我のために思うようなプレーができませんでしたので、来期に賭ける思いは他の選手以上だと思います。まずは、日本で大暴れしてもらいましょう!

<やっぱりヨルゲンセン選手が必要!!>

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テクテクと歩く姿が印象的なヨルゲンセン選手。合宿中は筋トレを一人で一生懸命やっていました。最後の方にはグランド全体を他の選手と一緒に走っていたので復帰も近いと思います。昨期の終盤で見せた左サイドからドリブルで2,3人を抜いて、絶妙なセンタリングをするプレーを是非もう一度見せて欲しいですね。フィオーレ選手とのポジション争いになると思いますが、頑張って欲しいです。JAPAN TOURでもあのプレーを日本のファンに見せて下さい。

07.25 フィレンツェ現地特派員 | | コメント (0) | トラックバック (1)

2005.07.24

モトの合宿レポート 第3回 課題を残した練習試合

こんにちは。現地在住ウルトラ特派員モトです。

3回の今回は20日に行われた練習試合を詳しくお伝えしたいと思います。

夕方5時半から行われた練習試合ですが、相手はセリエDの「US.Vallagrina」というこの地域の軍関係のチームでした。地元のファンや観光客など約1,500人が駆けつけました。といっても、席があるわけでもなく、草の上に直に座るといった感じでした。

spettatori 

注目の先発布陣ですが、トニの1トップに、右少し下の位置にボジノフ、左少し下の位置にパッツィーニ。ハーフは右がブロッキ、左がフィオーレ、ボランチにドナデル。バックはセンターがガンベリーニと今回キャプテンを務めたダイネッリ、右がパンカロ、左がパスクアルでした。恐らく、右のバックはウイファルージが本来の位置だと思います。ゴールキーパーはフレイでした。

気になる背番号ですが、10番は前にインタビューでプランデッリ監督に直訴したと言っていた19歳のボジノフでした。9番トニ、11番パッツィーニ、7番フィオーレ、8番ブロッキ、4番ドナデル、3番パスクアル、2番パンカロ、5番ダイネッリ、6番ガンベリーニ、1番フレイでした。

partita 

まず、全体的に言いますと、右からのクロスが少なく、左からの攻撃が多かったです。右サイドのブロッキの動きもよくなく、ボジノフも本来ストライカーなのでコーナーへ持っていくというような動きがなく、相手によくドリブルをカットされていました。

また、新生フィオレンティーナの課題といえる左バックですが、今回入ったパスクアルが相手とのヘディングの競り合いに全部負けていました。相手のトップもそこをついて、この左サイドに位置を変えて、くさびを作っていました。ただ、パスクアルも前半の後半に入り、オーバーラップを試み始め、フィオーレやパッツィーニとのパス交換からセンタリングを上げていました。得点にはつながりませんでしたが。

また、ボランチのドナデルはパスミスが多く、スタンスを後ろに置き過ぎていて、前への上がりがなく、いわゆる中盤の押し上げができていませんでした。あと非常に大切である「スルーパス」が全くなく、教科書通りのプレーに収まっていました。やはり、「ファンタジスタ」が必要ですね。そうです。中田選手のように絶妙のスルーパスを出す選手がこのチームにはいません。

期待のトップのトニですが、さすがイタリア代表でもトップをはるだけあって、トラップやポストプレーは見事でした。ただ、期待していたシュートは今ひとつでしたが。前半で一番いいプレーをしていたのは22分と34分に鋭いシュートを放ったパッツィーニでした。特に、34分のボレーシュートはディフェンダーに当たってしまいましたが、観客から大拍手が起こっていました。

kick_off 

前半は結局43分に、微妙な判定で得たPKをボジノフがポストに当てながら入れて1-0で終了しました。正直セリエDの相手に対し、PKでの1-0は負けに等しいと思います。まだまだ問題がたくさん山積みされているようです。

後半は両チームともほぼ全員控え選手に交代しました。特記することはウイファルージの右からのオーバーラップが有効で、非常によかったという点だけです。それ以外はフィオレンティーナも控えの選手だなというプレーしかありませんでした。特に、ブリザスとギグーは最悪でした。後半は相手も戦力をかなり落としてきたので、結果的には5-0でしたが、PK1点、コーナーキックから2点、ミドルシュート1点など形になったゴールは1点もありませんでした。

 結局、数字的には6-0で大勝でしたが、センタリングからのゴールやスルーパスから抜け出してゴール、パスをつないでゴールなどチームプレーからの得点がなく、課題を多く残した試合になりました。日本での試合を「親善試合ではなく、練習だ」と位置付けたプランデッリ監督があと1ヶ月でどのようなチームを作り上げるか楽しみです。

07.24 フィレンツェ現地特派員 | | コメント (2) | トラックバック (1)

2005.07.23

モトの合宿レポート 第2回中田選手、ヨルゲンセン選手が全体練習に合流

こんにちは。現地在住ウルトラ特派員モトです。

今回の第2回は中田選手とヨルゲンセン選手が全体練習に合流した20日の午前の部のレポートです。ここフォルガリアは朝、夕はとても涼しいのですが、日中はさすが山の上という感じで、直射日光が強く、とても暑いです。私も練習を見ているだけで日に焼けてしまいました。ただ、時折涼しい風が吹いてくるので、選手にとっては練習し易いグランドといえるでしょう。

folgaria2

今日はお子さんの誕生で合宿を2日間抜けていたウイファルージ選手も戻ってきました。お子さんの誕生の喜びと先日の試合でキャプテンをしたことの誇りから体から出るオーラのようなものを感じます。

up2

合宿合流2日目となった中田選手も今日の午前練習から全員でのマットを使ったウォーミングアップに参加しました。ヨルゲンセン選手も同じく全員でのアップに参加しました。ほぼ全員揃ってのアップは合宿始まって以来初めてのことです。アップは10分間行われました。

prandelli

その後、オフェンシブチームは手を使ったボールパスの練習、ディフェンシブチームはコーナーキックからの守備の練習をしていました。中田選手はコーチと一緒にグランドを12周、ヨルゲンセン選手は筋トレをしていました。練習後にヨルゲンセン選手に「足の具合はどうですか?」と質問したところ「大丈夫だよ」と答えてくれました。日本に行く頃には随分よくなっていると思います。

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2005.07.23

待望のFIORENTINA JAPAN TOUR遠征メンバー発表!!

こんにちは。7月25日にフィレンツェを出発して、「FIORENTINA JAPAN TOUR」の日本遠征に参加するメンバーが発表になりました。もちろん、中田選手も参加しますよ。是非日本でも頑張って欲しいですね。

GK: FREY, CEJAS, MANFREDINI

DF: BACIS, DAINELLI, GAMBERINI, PANCARO, PASQUAL, SAVINI, UJFALUSI, VIALI

MF: BROCCHI, DONADEL, FIORE, GUIGOU, HELGUERA, JORGENSEN, NAKATA

FW: BOJINOV, FANTINI, PAZZINI, RIGANO, TONI, VRYZAS




07.23 フィレンツェ現地特派員 | | コメント (1) | トラックバック (2)

2005.07.22

モトの合宿レポート 第1回中田選手合流

こんにちは。現地在住ウルトラ特派員モトです。

今回フィオレンティーナの合宿取材に行って来ましたので、合宿の内容を詳しくレポートしたいと思います。よろしくお願いします。

今回第1回目は中田選手が合宿に合流した19日のレポートです。

 フィオレンティーナが合宿しているFOLGARIAという街は、イタリア北部にあるトレンティーノ・アルト・アディジェ州にある山の上にある街です。フィレンツェからは列車で約4時間(ユーロスターを利用した場合)のところにあるROVERETO駅から更にバスに乗って約40分のところにあります。この街に行くには、近くにある有名なドロミテ渓谷のような景色が広がっている山をどんどん登って行きます。このFORGARIAは標高が1,168mの街でイタリア人が避暑に来るところで地元では有名です。練習グランドは更に上に昇った1,3001,400mくらいのところで行われているので、選手たちも大変だと思います。

 この日行われた12回行われる練習の午後の部を紹介します。この日は中田選手がフィオレンティーナの合宿に合流した日ですが、会長のデッラ・ヴァッレ兄弟も合宿の行われているグランドに姿を現しました。なんと、会長たちはヘリコプターで合宿地に降り立ったのでした。デッラ・バッレ兄弟、コルヴィーノスポーツ部長、プランデッリ監督が合宿で初めて揃った日でもありました。会長のお出ましに選手たちも更にやる気が入ったようでした。

delle_valle   練習はオフェンス、ディフェンス、ゴールキーパーの3つのグループに分かれて行われました。短い金髪姿で合流した中田選手、ヨルゲンセン選手、マッジョ選手は別メニューで練習を行いました。

気になる中田選手の練習ですが、最初はストレッチを中心にベンチプレスなどの筋トレも加え、それが終わると一人でグランドを右回り6周、左周り6周の合計12周をランニングしました。この暑さでこれだけいきなり走るのはかなりきつかったと思います。早く合流が遅れた分を取り戻したいという中田選手の意気込みを感じました。その後、マットの上で足の筋肉のストレッチ&トレーニング、腹筋&背筋のトレーニングをしていました。

run_nakata2  オフェンスチームは最初6人で攻撃パターンの練習をして、その後サイドバックも加わり、右、左からのオープン攻撃の練習をしていました。メンバーはフォワードがトニ、ボジノフ、リガノー、ファンティーニ、右のハーフがパッツィーニで、左がフィオーレ、ボランチがドナデルとブロッキでした。この練習を約20分やった後、ハーフコートでキーパー付の1010のミニゲームが10分間行われました。

中田選手はその間反対側のハーフコートでコーチと二人でボールを蹴っていました。一球一球を確かめるように蹴っていたのがとても印象的でした。  

 練習は1時間半で終了しました。終了後にパッツィーニ選手とボジノフ選手に来週からの「FIORENTINA JAPAN TOUR」のことを聞き、日本でもファンが待っていますよと言うと「そー!?」とうれしそうな顔をして答えてくれました。この2人のゴールが是非日本でも見たいですね。

07.22 フィレンツェ現地特派員 | | コメント (4) | トラックバック (0)

2005.07.21

フォルガリア合宿:練習試合

特派員AKIRA

Fiorentina - Vallagarina 6-0

前半メンバー
GK:フレイ
DF:パンカロ,ダイネッリ,ガンベリーニ,パスクァル
MF:ブロッキ,フィオーレ,ドナデル
FW:ボジノフ,トーニ,パッツィーニ

後半メンバー
GK:フレイ
DF:ウイファルシ,サヴィーニ,ヴィアリ,バチス
MF:デ・ヴェッツェ,エルゲラ,ギグー,ファンティーニ
FW:リガノ,ヴリーザス

得点者
前半42分:ボジノフ(PK)
後半12分:リガノ
後半14分:デ・ヴェッツェ
後半32分:ヴィアリ
後半34分:ウイファルシ
後半37分:リガノ(PK)

合宿地のフォルガリアで今日行われたヴァッラガリーナ(アマチュア)との練習試合でフィオレンティーナは6対0(前半1対0)で大勝しました。今日の試合でプランデッリ監督は結果よりも内容に拘る試合を目標にし、その1つとして、攻撃陣の連携を試すためにも4-3-3のシステムを試みました。そして、中央のトーニを基点にボジノフとパッツィーニらが上手く絡み決定的な場面を何度も作り出したようです。
試合メンバーに中田選手の名前がありませんが、試合後の会見でプランデッリ監督は「中田は昨日合宿地に着いたばかりでプレーするのは不可能だった。」とコメントしています。また中田選手の起用法については「中盤の中央の2つの位置(ボランチ)でプレーすることになるだろう」と話しています。

ブランデッリ監督の選手起用の特徴として各ポジションのスペシャリストを起用してくるずなので、パルマ時代、中田選手は右サイドで使われることが多かったですが、この発言から考えると代表と同じボランチの位置でプレーすることになるのではないかと思います。

07.21 フィレンツェ現地特派員 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.07.20

3年間の軌跡

特派員AKIRA

今回はフィオレンティーナの歴史を少し紹介したいと思います。3年前の夏、フィオレンティーナは破産し、セリエAの舞台に戻るまでの間には様々なドラマが生まれました。そこで、チーム、フィレンツェの街、サポーターが歩んできた、この3年間の軌跡をお話したいと思います。

破産
2002年8月、バティ、ルイコスタ、トルド、キエーザらが在籍していた当時のフィオレンティーナが経営悪化により破産した。全ては当時の会長であるチェッキ・ゴーリの責任によるものである。セリエBへの登録費用を集める為にチェッキ・ゴーリは金策に走ったがどこの銀行からも融資は得られず時間だけが過ぎて行った。しかし、その動きも全てが無駄に終わり、2002年7月、約18億円の給料未払い負債総額35億円を抱え、フィオレンティーナは裁判所の管理下に置かれ、チーム名であるフィオレンティーナ、ロゴの使用が出来なくなってしまった。

そして、フィオレンティーナは死んだ。

再生
しかし、フィレンツェ市は立ち上がりフィレンツェの誇りを取り戻す為に新生フィオレンティーナである「フロレンティア・ヴィオラ」を誕生させた。このチームには得点王であったバティストゥータもいなければ、ヴィオラのゴールマウスに鍵を掛けていたトルドもいない。がしかし、たった一人、当時の選手とフィレンツェの人たちの想いを背負い、再出発地点であるセリエC2でプレーをすることを決めたアンジェロ・ディリーヴィオのおかげでこの新生フィオレンティーナをサポーターたちは支え続けることが出来た。

セリエAの舞台へ
セリエC2をブッチギリの成績で優勝を決め、セリエA昇格を決めるプレイオフではペルージャと対戦し昇格ギリギリの成績ではあったが3年振りにセリエAの舞台に戻ってきた。その間、裁判所に差し押さえられていたチーム名とロゴを買い戻すことでフロレンティア・ヴィオラからフィレンツェの本当のチームであるフィオレンティーナというチーム名を使用することが可能となった。
セリエA復帰が決まるとデッラ・ヴァッレ会長とルッケージ(元スポーツ・ディレクター)らは選手の獲得に動き始め、ヨルゲンセン、ミッコリ、キエッリーニ、中田らがチームに加えられた。レギュラーメンバーが変わり、まさにゼロからチームを作り上げることが義務付けられたが、昨シーズンのフィオレンティーナを観れば分かる通り選手間での連携度が低いことが成績不振問題の1つであったと思える。カンピオナート中盤戦以降、順位はズルズルと下がり最終的には残留争いのところまで落ちていた。
がしかし、天敵ユヴェントス戦を皮切りにフィオレンティーナのスタジアム、アルテミオ・フランキの観客動員数記録が次々と更新され、サポーターはチームを後押しする為にスタジアムへと足を運んだ。また、5月8日に行われたアウェーでのキエーボ戦には、フィレンツェから50台のバス、その他の地方からもサポーターが駆け付け、集まったサポーターは約1万人。彼らサポーターの想いは唯一つ。

フィオレンティーナが勝つために応援する。

ミラン、ユヴェントスと比べたら戦力も相当落ちる。また、昨シーズンは残留争いをしたチームであり、決して強いとは言えない。しかし、デッラ・ヴァッレ会長が掲げたプロジェクトに賛同し、フィレンツェそしてフィオレンティーナでプレーをしたいと思っているジョカトーレたちは大勢いる。来季に向けて獲得したフレイ、ブロッキ、ガンベリーニがそうであり、昨シーズン、冬のメルカートで獲得したボジノフは左腕にサポーター団体のロゴのタトゥーを入れたくらいだ。更にユヴェントスに戻ってしまったミッコリはフィオレンティーナでプレーすることを心底望んでいた。

サポーターたちは負け続けても不甲斐ない試合をしてもスタジアムに行き応援を続けた。そして、その彼らの声に応えるかのように、チームは来季に向けて大幅補強を行っており、本当の意味での再出発の準備が整い始めてきている。バティ、リガノと受け継がれたフィレンツェのボンバー。そして、パレルモから来た新たなボンバーがヴィオラのユニフォームを纏い日本での試合を皮切りに新シーズンが始まろうとしている。そして、8月3日、新生フィオレンティーナは3回目の誕生日を迎える。

まだヨチヨチ歩きのフィオレンティーナは多くの支えを必要としている。しっかりその姿を見守り、少し早いけれど日本で誕生日おめでとうを。

07.20 フィレンツェ現地特派員 | | コメント (3) | トラックバック (0)

2005.07.17

本日の練習試合の結果

こんにちは。現地在住ウルトラ特派員モトです。

今日はイタリア各地で35度を越える夏日になりました。そして、フォルガリアで合宿中の「新生」フィオレンティーナは初めての練習試合を行いました。

本日17時半から行われたU.S.ALTIPIANI CALCIOとの試合は26-0でフィオレンティーナが大勝しました。地方のアマチュアチーム相手なので当然の結果と言えるでしょう。合宿の仕上がりのよさを感じます。注目のメンバーですが、キャプテンがディフェンダーのウイファルージ、副キャプテンが同じくディフェンダーのダイネッリでした。先発フォーメーションは、右バックがウイファルージ、左バックがパスクアル(セリエBのアレッツォから移籍)、センターバックはガンベリーニ(ボローニャから移籍)とダイネッリ、ディフェンシブハーフがフィオーレ(ヴァレンシアから移籍)とブロッキ(ミランから移籍)、オフェンシブハーフがボジノフとヨルゲンセン、トップがパッツィーニでした。特に、ディフェンスラインの動きがよく、初めての試合とは思えない連携プレーも見られたようです。また、ゴール結果からも分かるように、フォワードがよく点を取っていたと言えるでしょう。次回の練習試合は20日(水曜日)です。中田選手も19日から合宿に合流するとのことなので、この試合でのフォーメーションや中田選手のできが楽しみですね。

<ゴール>
(前半)
6分:ボジノフ、11分:ブロッキ、13分:ウイファルージ、25分:ボジノフ、28分:パッツィーニ、
30分:ファンティーニ、37、40分:パッツィーニ、41分:ドナデル、45分:ボジノフ

(後半)
4、8分:ファンティーニ、9分、
10分:リガノー、14、17分;ブライザス、20、22、23分:リガノー、28分:ギグー、30分:リガノー、33分:ギグー、37分:リガノー、39分:ファンティーニ、40分:リガノー、
42分:ブライザス


07.17 フィレンツェ現地特派員 | | コメント (4) | トラックバック (0)

2005.07.16

注目の選手 第3回 ヴァレリ・ボジノフ

特派員AKIRA

注目の選手第3回は、ブルガリアの大砲、ボジノフです。19歳とは思えないほどの実力と落ち着いたプレーをするボジノフを紹介したいと思います。

【ボジノフ プロフィール】
名前:ヴァレリ・ボジノフ(Valeri BOJINOV)
生年月日:1986年2月15日
国籍:ブルガリア
身長:178cm
体重:78kg
ポジション:FW
背番号:99

2004-05:レッチェ、フィオレンティーナ(セリエA) 29試合 13得点
2003-04:レッチェ(セリエA) 28試合 3得点
2002-03:レッチェ(セリエB) 15試合 2得点
2001-02:レッチェ(セリエA)  2試合 0得点


セリエAにデビューは、なんと15歳と11ヶ月!フィオレンティーナの現スポーツ・ディレクター、コルヴィーノがレッチェ時代にボジノフを発掘し、2002年2月のデビュー以降その才能を着実に伸ばしてきました。昨シーズン、セリエAに戻ってきたフィオレンティーナですが、得点力不足が問題となりズルズルと順位が下がり始めていたので、ゴールを決められる選手の獲得が急務でした。そこで、レッチェで11得点を叩き出していたボジノフに注目したフィオレンティーナは、この若きブルガリアの大砲を約18億円の移籍金を投資して冬のメルカートで獲得しました。

フィオレンティーナに移籍後、左足に怪我を負い長期戦線離脱をしてしまい、昨シーズンは13得点と留まってしまいました。しかし、実質、半年間程しかプレーしていないのにも関わらず、なんとあのトッティ(ローマ)を上回る得点ランキング15位に食い込んでいます。ですので、本来の実力が発揮できればボジノフ本人も言っているように20得点は期待できるでしょう。

さて、ボジノフの特徴ですが、セカンドストライカータイプでスピードに秀でており、スペースを見付けるのを得意としています。また、少し下がり目のポジションでボールタッチが増えるとリズムを作りやすいようなので中盤との連携や新加入したトーニとの絡みに期待できると思います。

昨シーズン、怪我の影響でその破壊力をサポーターにあまり見せられませんでしたが、今は怪我からも回復しやる気に満ちているので、ジャパン・ツアーで活躍してくれることでしょう。

【ボジノフ ハイライト】
得点シーン(2005/02/26)
フィオレンティーナ対ウディネーゼ(2005/02/26)

おまけ
ボジノフが試合中もしくは試合後、ユニフォームを脱いだら左腕に注目してみてください。フィレンツェ、フィオレンティーナを愛してしまったボジノフは、フィオレンティーナのサポーターグループ、Collettivo Autonomo(コレッティーヴォ・アウトノモ)の紋章であるアパッチのタトゥーが入っています。ここまでしてしまったボジノフなので、きっと得点を量産すると思いますよ。

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2005.07.15

<注目の移籍情報2>

こんにちは。現地在住ウルトラ特派員モトです。

今週末からここイタリアもまた暑い日が戻ってくるそうです。しばらく涼しい日が続いていましたので、今週末はみんな家族揃って海に出かけるようです。

<ついに獲得決定!!ルカ・トニ選手>

ついに大物ストライカーの移籍が確定しました。パレルモから移籍が決定したルカ・トニ選手です。フィオレンティーナも獲得するのに何度も交渉しましたが、フィオレンティーナが提示する1,000万ユーロをパレルモははねつけ、1,500万ユーロでないと売らないと言っていました。先週になって、パレルモにアタランタのマキンワ選手(14日付けで正式にパレルモに移籍しました)が移籍する話が出てきて、パレルモも1,500万ユーロから1,150万ユーロに値下げしました。既に、パレルモはブレシアから若手の長身フォワードのカラッチョロ選手を獲得していたために、トニ選手が必要でなくなっていたようです。昨日マキンワ選手の獲得が決まると同時にパレルモもフィオレンティーナの提示した1,000万ユーロで受諾しました。これで、2転3転したルカ・トニ選手も正式にフィオレンティーナの選手になりました。

これに対し、合宿先でこの朗報を聞いたプランデッリ監督は「とても満足している。コルヴィーノ氏とチームに感謝する」と述べました。監督にとってはやっと待望の長身の1トップが決定したと胸を撫で下ろしているところでしょう。

さて、ルカ・トニ選手ですが、1977年5月26日モデナ生まれ、身長193cm、体重88kgの長身フォワードです。しかし、長身の割には足元のプレーがうまく、何度もきわどいシュートを足で決めています。テクニックがある選手です。1994年に地元モデナのチームでデビューしたトニ選手は2001年にロベルト・バッジオがいるブレシアに移籍しました。ここで2シーズンを過ごし、15ゴールをあげています。2003年には当時セリエBだったパレルモに移籍して、45試合で30ゴールをあげるという大活躍をし、パレルモをセリエAに導いています。そして、昨シーズンは35試合に出場して、20ゴールをあげています。なんと、2年間で50ゴールもあげてるんですね!その実績が認められて、イタリア代表にも呼ばれ、10試合で2ゴールを上げています。最近ではイタリア代表の不動のセンターフォワードになっています。フィオレンティーナでも多いに期待できますね。きっと日本でも素晴らしいゴールを見せてくれると思います。

その他にはペルージャからDI LORETO選手(ディフェンダー)と若手のブラジル人フォワードのDO PRADO選手が明日移籍発表が行われる予定です。このDO PRADO選手は忘れもしない昨年の6月20日のペルージャとのセリエA入れ替え戦で、フィオレンティーナから点を取った選手です。あの時は本当にどきどきしたものでした。非常にテクニックのある選手で鋭いシュートを打つ選手です。

今後の移籍情報も見逃せませんね。お楽しみに!!

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2005.07.15

移籍速報

特派員AKIRA

プランデッリ・タワーの候補であるトーニがフィオレンティーナの加入する模様だ。トーニの代理人Tullio Tintiはfiorentina.itに対して「今晩もしくは明日の朝に訪れる」とコメントした。4年契約で年俸2億1千万になるようである。

昨シーズン、パレルモで20得点を決めたトーニが加入すればフィオレンティーナの攻撃力に厚みが増す。そのトーニにラストパスを送るのは・・・。

07.15 フィレンツェ現地特派員 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.07.14

<注目の移籍情報>

こんにちは。現地在住ウルトラ特派員のモトです。

昨日移籍情報が2つ飛び込んできました。

<ミランからパンカロが移籍決定>

ミランを先日退団したジュゼッペ・パンカロが昨日フィオレンティーナに移籍決定しました。今日フィレンツェにてメディカルチェックを済ませ、明日にでも合宿に参加するとのことです。パンカロは1992年から6シーズン(152試合出場)をラッツィオのディフェンダーとしてプレーし、2003年にミランに移籍しました。ミランでは2シーズンで39試合に出場、2ゴールをあげています。今回の移籍に関して、プランデッリ監督は「経験のあるディフェンダーが欲しかった」と述べていました。昨シーズンどうもうまく波に乗れなかったフィオレンティーナにとっては、このような経験豊かな選手は貴重な存在になるでしょう。

<ルパテッリがパルマにレンタル移籍>

既に合宿に参加しているゴールキーパーのクリスティアーノ・ルパテッリがレンタルでパルマに移籍することが発表されました。たった2日しか合宿には参加できませんでしたが、急遽パルマに移籍することになりました。以前よりパルマから移籍してきたフレイの代わりにパルマに行く話はありましたが、ここに来て正式に決定した模様です。昨シーズンのほぼ全試合でゴールを守ったルパテッリには感謝すると共にパルマでも頑張って欲しいと思います。

以上になりますが、合宿中にもこのように移籍が決定して、急に参加することになったり、離脱することがあります。今後も目が放せませんね。


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2005.07.12

フィオレンティーナ:今日のスケジュール

特派員AKIRA

8時半にフィレンツェのホテルを出発し、正午頃合宿地のフォルガリアに選手らを乗せたバスが到着した。4時間近くバスに揺られ疲れていると思いきや早速今日から練習開始。
今日のスケジュールは

16:30:プランデッリ監督記者会見
17:00:練習開始

練習メニューはまだ分かりませんが、おそらく軽目の練習になると思われます。

合宿召集メンバー:
GK:
クリスティアン・セーハス
セバスティアン・フレイ
クリスティアーノ・ルパテッリ → パルマに移籍
マルコ・ロッカーティ

DF:
アントニオ・アクイランティ
ミケーレ・バチス
ダリオ・ダイネッリ
アレッサンドロ・ガンベリーニ
クリスティアン・マッジョ
マヌエル・パスクァル
ミルコ・サヴィーニ
トマス・ウイファルシ
ウィリアム・ヴィアリ

MF:
ルカ・アリアッティ
クリスティアン・ブロッキ
ダニエレ・デ・ヴェッツェ
マルコ・ドナデル
ジャンニ・ギグー
ルイス・エルゲラ
マルティン・ヨルゲンセン
中田 英寿
ルイジ・ピアンジェレッリ

FW:
ヴァレリ・ボジノフ
エンリコ・ファンティーニ
ジャンパオロ・パッツィーニ
クリスティアン・リガノ
アンドレア・ソンチン
ジシス・ブリーザス

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2005.07.12

新生フィオレンティーナ始動開始!今日合宿へ出発!

こんにちは。現地在住ウルトラ特派員モトです。

今朝フィオレンティーナの選手一同は昨日集合したフィレンツェ郊外のホテルを発ち、合宿地フォルガリアに向かいました。その様子をばっちり取材してきましたのでご覧下さい。

今日朝8時半に選手は新しいスポンサーに決まったLOTTOの服を着て、次々とバスに乗って行きました。私は7時半くらいからホテル前にいましたが、既にボジノフ選手はホテル前でテレビの取材を受けていました。今年は20ゴール取る!と宣言したボジノフ選手のやる気が伝わってきました。バス一番乗りでした。次に昨日入団が決まったフィオーレ選手。さすが、カラブリアの出身だけあって、濃い顔をしていました。昨年はスペインのバレンシアで不本意なシーズンを過ごしたせいか、早くも昨日メディカルチェックを済ませ、今日には合宿へ参加するという今年に賭ける意気込みを感じました。

fiore3

それからブロッキ選手は正に合宿にいくぞというように荷物をいっぱいバスに積み込んでいました。少し話しを聞くと、やはり元同僚のアンブロジーニの話になり、「移籍金が高すぎるよ。彼はフィオレンティーナに来たがっていた。ミランが出そうとしないんだ」と言っていました。

それから「注目の選手」に登場したドナデル選手とパッツィーニ選手。さすが、若手だけあって早々とボジノフ選手の次にバスに乗りました。パッツィーニ選手は相変わらず「オー!チャオ!」と声を掛けてくれました。やっぱり爽やかですね。

donadelpazzini それぞれの選手がバスに向かう中、ひと際大きい選手がいました。新加入のゴールキーパーのフレイ選手です。落ち着いた雰囲気でバスに乗り込む姿が印象的でした。

frey

そして今年に賭ける監督のプランデッリ。思ったほどの緊張感もなく、穏やかな表情でした。まだ、来期の戦力も未確定のままの出発ですが、頭の中では既に新生フィオレンティーナの戦略でいっぱいの様子でした。選手の明るい表情はこの監督が作り出しているんだなと感じました。さすが名将ですね。

prandelli3

今回は残留の決定していない選手も参加していました。ゴールキーパーのルパテッリ選手やラッツィオに移籍のうわさのあるアリアッティ選手、そしてエンポリに移籍のうわさのあるセリエC2時代からのベテランのリガノー選手です。来期どこでプレーするか分からない中での合宿は複雑な心境だと思います。そして、一番残念だったのが、いつも選手を引っ張っていたディ・リービオ選手の姿がなかったことです。

さあ、ついに新生フィオレンティーナが始動開始しました。フィオレンティーナジャパンツアーには万全の体制で臨むことでしょう。これからの動きが楽しみです。

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2005.07.10

注目の選手 第2回 マルコ・ドナデル

こんにちは。現地在住ウルトラ特派員モトです。

2回目は昨シーズンすっかりレギュラーに定着したマルコ・ドナデル選手です。

彼も今年1月のメルカートでミランからレンタルされていたサンプドリアから移籍して来ました。それはレンタルという形で保有権がミランと半分半分でした。そして、新生フィオレンティーナの移籍動向の第1報はこのドナデル選手の完全移籍でした。新監督になったプランデッリ氏もパルマ時代に一緒にいたので、彼をまず完全にフィオレンティーナの一員にするのが監督の最初に仕事になったようです。それだけ監督の欲しい選手だったという訳です。

donadel2ドナデル選手は179cm, 73kgで、1983421日生まれの22歳です。現在イタリアU21のキャプテンを務めています。また、昨年行われたアテネオリンピックにも出場していました。ミランユース出身のドナデル選手は2000-2001年にミランでセリエAにデビュー。その後は出番がなく、2003-2004年にはパルマで23試合に出場しました。そのときに中田選手と一緒にプレーしていました。翌年サンプドリアにレンタル移籍して、8試合に出場、1月にフィオレンティーナに来てからは14試合に出場しました。今期22試合に出場して、ゴールはありませんが、ポジションがら警告を6回受けています。それもそのはず、ドナデル選手の特徴はしつこいマークと素早いインターセプト、左右への開いたパスだからです。フィオレンティーナ入団後もすぐにポジションをオボド選手から奪い、レギュラーに定着しました。ちょっと気になる頭が最初はとても22歳とは思えませんでしたが、なんとなく髪型から「テディベアー」のような雰囲気を出していて若さを感じさせます。元々キャプテンシーのある選手なので、来期はボランチとして、フィオレンティーナを引っ張っていって欲しいものです。

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2005.07.08

注目の選手 <第1回 ジャンパオロ・パッツィーニ>

こんにちは。現地在住ウルトラ特派員モトです。

今回からフィオレンティーナの注目の選手を紹介していきたいと思います。第一回は若手のホープ「ジャンパオロ・パッツィーニ選手」です。

pazzini_3

 今年の1月のメルカートでアタランタから移籍してきました。198482日生まれの弱冠20歳のパッツィーニ選手は180cm, 74kgの体を生かし、フォワードとして頑張っています。2003-2004年のシーズンはセリエBでアタランタの選手として40試合に出場して、9得点を決めました。今シーズンはアタランタで3得点、フィオレンティーナに来てからも3得点しました。特に、印象的だったのがホームでのユベントス戦の先制ゴールです。緊張感のあるユベントス戦でいきなりの得点を決めました。身の軽さと思いっきりのあるシュートがよかったと思います。この試合はその後点の取り合いになり、3-3のまま引き分けるという結果になりましたが、この先制点が点の取り合いを生んだような気がしました。

パッツィーニ選手の特徴は、「イケメンの顔と滞空時間の長いヘディング」です。練習場や試合会場で何度か会いましたが、いつも爽やかな笑顔で「チャオ!」とあいさつをしてくれます。実に好感の持てる青年です。今シーズンはミッコリ選手とコンビを組み、いいヘディングでの落としをして、ポストプレーをしていました。高い位置での滞空時間の長いヘディングはかなり有効でした。ただ、体の線が細く、頑丈な相手バックに倒されることが多かったので、今年は筋肉トレーニングを多くして、競り合いに負けない体作りをすると話していました。

また、パッツィ-ニ選手は若い頃から才能を発揮して活躍していました。1995年にフィレンツェ周辺で行われた「U11 EUROPE CUP」ではアタランタの選手として出場して、大会のMVPに輝きました。その後、2001年のU16欧州選手権ではイタリア代表として、3得点して活躍しました。当然のように現在はU21イタリア代表になって、多くの試合に出場しています。今年63日に行われたノルウエー戦にもチームメートのマルコ・ドナデル選手と一緒に出場し、いいプレーを見せていました。現在ではU21イタリア代表の不動のフォワードとなっています。

フィオレンティーナではこれからチームの顔となって、ますます活躍するでしょう。

日本でもそのイケメンぶりと切れのあるシュートでファンの心をつかむこと間違いないでしょう。頑張れ、パッツィーニ!!

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2005.07.07

Torre di Prandelli(プランデッリ・タワー)

特派員AKIRA

昨シーズン、12得点を挙げ活躍したミッコリがユヴェントスに戻ってしまったので、彼と同等もしくはそ れ以上のレベルのFW獲得にフロントのコルヴィーノやメンクッチが走り回っている。

そこで、最近紙面を賑わせているのは、プランデッリ・タワー。
名前が挙がっているのは、トーニ、コッラーディ、イアクインタの3人。プランデッリ・タワーというくらいなので彼らの身長は・・・

トーニ(パレルモ):193cm
コッラーディ(バレンシア):189cm
イアクインタ(ウディネーゼ):187cm

皆さん大きいです・・・。
中でもトーニは飛び抜けて大きいためか、フィオレンティーナはトーニが欲しいようです・・・。というのは 冗談で、大きいというのもあるが昨シーズン20得点を挙げているので魅力なのでしょう。


さて、新加入のDFガンベリーニがチームに合流した日の新聞に現時点での予想スタメンが載っていたので 紹介。(太文字は新加入選手)

                4-3-2-1

               パッツィーニ

          ボジノフ    ヨルゲンセン

        ドナデル   中田   ブロッキ

パスクアリ  ダイネッリ  ガンベリーニ  ウイファルシ

                フレイ


皆さん期待の中田選手は、ど真ん中!
このシステムで鍵になるのは、ヨルゲンセン、ブロッキ、中田の三角形。この3人が如何に上手くボールに絡み、パッツィーニやボジノフに繋げられるかが重要。

プランデッリ・タワーの有力候補であるトーニが加入すれば、おそらくパッツィーニのポジションに入るの は間違いなく、トーニ、ボジノフ、ヨルゲンセンの三角形。右はヨルゲンセン、中田、ブロッキ。左はボジノフ、ドナデル、中田と強力な三角形が出来上がり、中央はボジノフ、ヨルゲンセン、中田とどの三角形からもパスが出せるので攻撃の幅は更に広がる。

フォルガリアの合宿ではセリエAで1年間戦っていく為の体力(スタミナ)はもちろんだが、各選手の連携を如何に上手く取れるように出来るかが鍵になってくる。
その成果を発揮する場所は・・・

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2005.07.07

クルバの中の人たち・・・

現地特派員AKIRA


モトさんがクルバの記事を載せていましたが、今度はクルバの中からの様子を。

熱狂的サポーターが陣取るクルバ・フィエーゾレは年間パスで埋まってしまい、パスを持っていないとリーグ戦では中に入れないわけですが・・・。カップ戦ではチケット販売されるので入れちゃうわけです。

ということで、入っちゃいました!

curvafiesole01

しかも、ど真ん中です。。。
当然、周りにはやる気満々のサポーターがいっぱい。

普通、スタジアム内にいるサポーターは当然試合に集中しますよね?でも、筋金入りのフィオレンティーナ・サポーターにも関わらず、90分間試合を観られないサポーターが1人だけいるんですよ!

それは・・・

クルバ・フィエーゾレを取り仕切るリーダー。
彼は1年間ずっとピッチを背にして、クルバはもちろんスタジアムにいるサポーターを1つすることで、フィオレンティーナの背中を押し続けているんです。TVでフィオレンティーナの試合を観ているとサポーターの応援が聞こえると思いますが、全てはこの彼からの一声で始まってるんですよ。
知っていました?

curvafiesole02

真ん中でメガフォンを持っているのは、そのクルバ・フィエーゾレのリーダー。まず、リーダーからの第一声は

Vinciamo questa partita!! (ヴィンチャーモ・クエスタ・パルティータ)
「この試合、勝つぞ!」という意味。
Vinciamoというのは勝つという意味だけど、〝私たち〟という主語が前にくる。ということは勝ってくれ!がんばれ!ではなくて、一緒に勝つぞ!
自分たちもチームの一員だという心意気がひしひしと伝わってくるんです。

その後、そのリーダーから

「両手を挙げろ!」

という指令。

こんな感じで応援歌が始まると皆両手を上に掲げた状態で手拍子。

残念ながらPKの末にこのコッパ・イタリア(ローマ戦)は負けてしまいましたが、サポーターは120分間選手の背中を押し続けたのです。セレッソ大阪戦(長居スタジアム)を皮切りに日本での3試合全てこんな光景を選手が見られたら喜ぶのではないでしょうか。

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2005.07.07

フィオレンティーナジャパンツアー直前合宿

こんにちは。現地在住ウルトラ特派員モトです。ここフィレンツェはこの2,3日それほど暑くなく、過ごしやすい日が続いています。

今日フィオレンティーナのジャパンツアー直前合宿の詳細が発表になりましたのでお伝えします。

7月12日8時30分 合宿地FOLGARIAへ出発。合宿開始。

7月16日17時30分 第1回目の練習試合(対U.S.Altipiani calcio、アマチュア)

7月20日17時30分 第2回目の練習試合(対U.S.Vallagrina、アマチュア)

7月23日合宿終了。午後 フィレンツェへ移動。

7月25日8時30分 「フィオレンティーナジャパンツアー」へ向けて出発

7月26日 時間不明 日本到着

*なお、中田選手は7月18日から合宿に合流する予定とのことです。

HIDE2 (この写真は5月に行われた練習風景です)

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2005.07.06

クルバは燃えている!!

curva現地在住ウルトラ特派員モトです。

昨年セリエBからAに昇格したときに改装されたクルバ・フィエーゾレ席です。ファンの応援の表情を選手に伝える大事な応援席です。ゴールを入れた選手は必ずこのクルバ席に走っていき、喜びをファンと分かち合います。

3 こちらはクルバ・フィエーゾレ席の反対のゴール裏席のクルバ・フェッロヴィーア席です。この席のこちらから見て左横に相手チームの席があるので、ときには応援合戦が過熱して物の投げあいになります。私はいつもフィオレンティーナのベンチ裏で応援していますが、両方の席からの応援が聞こえ、音声多重放送のような感動を覚えます。

日本でも是非クルバ席(ゴール裏席)で応援を盛り上げて下さい。

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2005.07.05

プランデッリ監督が考えるフィオレンティーナ

こんにちは。 フィレンツェ現地在住ウルトラ特派員モトです。

「ブラジル代表のような子供たちを魅了するチームにしたい」

 これは最近フィオレンティーナの監督プランデッリが新聞の質問に答えた言葉です。ファンを楽しませる、魅了することがサッカーには必要不可欠のことだと考えているようです。また、フォーメーションに関しては、4バックの「4-2-2-2」のシステムがとても好きだと答えています。これはプランデッリ監督にとって勝つための原則のようです。

 また、プランデッリ監督は今までアドリアーノ、ムトゥー、ジラルディーノ(パルマ時代)、短期間だけでしたが、カッサーノ、トッティ(ローマ)と一緒にいましたが、その中で一人だけ選ぶとしたら誰を選ぶかという問いに対し、「ジラルディーノ」と答えていました。彼にとって理想的なフォワードなのでしょう。また、先日ユベントスに戻ってしまったミッコリ、マレスカ、キエッリーニに対しては「却下したわけではなく、ただ経済的な問題だ」と答えていました。

 確かに、昨年はセリエAに昇格して、一気にスター選手が多く入ってきました。しかし、それがうまく機能せずにセリエAをぎりぎり残留できたという結果になりました。それをよく見ているのか、また彼の戦略論なのかビッグ3といわれるチームのようにスター選手を多く集めるのではなく、それぞれのポジションに適した選手を獲得しようとしているようです。私も昨シーズンのフィオレンティーナのふがいない試合を何回も観ましたが、なぜ勝てないのか、チームが機能しないのかが今ひとつ分かりませんでした。

 今回の移籍市場のフィオレンティーナの動きを見ているとプランデッリ監督の作ろうとしているチームが見えてくるようです。最初にボランチでアンダー21イタリア代表キャプテンのドナデルをミランより完全に獲得して、同じくブロッキを獲得。パルマからはゴールキーパーのフレイを獲得しました。この獲得状況をよく見てみますと要所要所をよく押さえていると思います。これから仕上がるチームが非常に楽しみです。そしてこの新生フィオレンティーナの最初の正式な試合が日本で見られることはすごくラッキーだと思います。プランデッリ監督がどんなチームを作り上げてくるかとても楽しみですね。

 プランデッリ監督にとって昨シーズンは家族の病気のために監督業を辞退し、不本意な1年を過ごしましたが、今年は去年の分も頑張るぞという強い熱意が感じられます。そのためか、久しぶりに練習に励む選手の目を見ることができるのがとても楽しみだとコメントしていました。

これからは1日1日と移籍発表が続くので、フィオレンティーナがどのようなチームになるか楽しみです。情報が入り次第どんどんアップしますのでお楽しみに。

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2005.07.04

現地から・・・ヴィオラファンの想い

フィレンツェ現地在住ウルトラ特派員モトです。

こんにちは。皆さん、ここフィレンツェは毎日35度を越すような暑い日が続いています。

 今回、我がフィオレンティーナが日本に遠征するということで、フィオレンティーナの外側、内側を現地に住む者としてしっかりと伝えていきたいと思います。よろしくお願いします。コメントもどしどし送って下さい。

まず、フィオレンティーナのティフォージ(ファン)とはどんな人たちでしょうか?

 私もフィオレンティーナがセリエC2に落とされたときからせっせとスタジアムに通っていますが、ティフォージは大きく分けて3つに分かれます。1つはウルトラと言われる超熱心なファン達。この人たちは基本的にスタジアムの正面から見て左側のクルバ席に試合中ずっと立って応援しています。2つ目はファミリー。恐らく、お父さんは昔サッカーをやっていて、子供もやっているので、地元のチームの応援に連れてってやろうという筋です。この場合よく見るのが、フィオレンティーナの応援席でミランのユニフォームやインテルのユニフォームを着ている子供の姿。ちょっと危ないです。正直。3つ目は年配のファン。実はこのファン層が比較的多いです。特に、コッパイタリアや親善試合など観客の少ない試合で多く見かけます。この場合は何十年以来フィオレンティーナのファンという方が多いようです。よく年間予約席であいさつをしているおじいさんやおばあさんを見かけます。微笑ましいシーンです。この年配のファンの方々は練習場にもよく行っているようです。私も先シーズン何回か練習を観にいきましたが、100-200人くらいの年配のファンが日向ぼっこも兼ねて練習を見ては隣の人と誰々はどうだこうだと討論していました。

 今年はフィオレンティーナもセリエAをぎりぎり残留しましたが、この試合を含めて私はセリエC2からセリエC1(実際には後でセリエBに昇格した)になった試合や昨年のセリエBからセリエAに昇格決定した試合も観にいきました。この中でファンが一番盛り上がったのはセリエC2から昇格した試合だった気がします。もちろん、圧倒的な強さで昇格したのですが、選手が丸裸のような状態になり、グランドを1周したのを覚えています。その時はフィレンツェの街中で夜中まで車のクラクションの音が鳴り止みませんでした。そういう私もフィオレンティーナの応援旗を持って街を闊歩していましたが。やはりセリエAから落とされた悔しさや1年で上に上がれた喜びがあったのでしょう。

 昨シーズンで印象に残っているのが、1212日にミラノで0-6という屈辱的な大敗をした次の試合です。その試合はホームでのキエーボ戦でしたが、試合開始前から様子がおかしく、試合開始後もやけに静かな試合だなと思いました。実は熱狂的なファンのいるクルバ席の応援がなかったのです。なんと前節0-6で負けたので、試合開始後6分間応援を止めていたのです。正にチームを愛するからできることだなと思いました。応援がないのを選手も分かっていたようで、この試合は2-0でフィオレンティーナが勝ちました。また、シーズン終盤に入り、セリエB降格圏に入るのも時間の問題という試合。これもキエーボ戦でしたが、ヴェローナでのアウェイ戦でした。かなり街中に緊張感が走っていたのを思い出しますが、この日なんとフィオレンティーナの応援に駆けつけたのは1万人だったのです。フィレンツェからはバスで約50台、それ以外にも各都市から数多くの人が応援に駆けつけたのです。ある意味、中世の都市国家の遠征を思わせるようでした。そのおかげかアウェイでの大一番でフィオレンティーナは見事に勝ちました。

 このようにフィオレンティーナは単なるサッカーチームというよりも街に溶け込んだ「愛する仲間」という感じです。ある時は涙を飲んで応援せず、ある時は仕事も家庭も放ったらかして、はるか遠くまで応援に行く。これがフィオレンティーナのファン達です。

ユベントスに移籍していった昨シーズンのMVPでセリエA残留の立役者のミッコリ選手も、このフィレンツェを去るのを非常に苦やしがり、悲しんでいました。また、フィオレンティーナに加入する選手のコメントにも必ず「熱いファンがいるから」と言っています。

是非、このファンに愛されているフィオレンティーナを応援して下さい。

07.04 フィレンツェ現地特派員 | | コメント (3) | トラックバック (1)

2005.07.02

フィオレンティーナ日本上陸まで残り27日

特派員AKIRA

皆さん、こんにちは。
このブログの第一弾は事務局スタッフからのメッセージで始まりましたが、こちらフィレンツェからは生の声を日本の皆さんに届けられるようにやっていきたいと思います。また、「こんなこと知りたい!」ということがありましたら出来る限り対応したいと思いますので、どしどしコメントして下さい。

さて、今日、7月1日はフィオレンティーナに新加入したフレイ、ブロッキ、パスクァルの入団会見が行われました。暑い最中にも関わらず、アルテミオ・フランキ前に集まったフィオレンティーナのサポーターは何と100人以上!12時半から行われた入団会見が終わると3選手はスタジアムに向かい彼らを待っていたサポーター達に挨拶を行ったわけですが・・・

20050701

この通り、挨拶というよりもサインと写真攻めに会っていました。選手とサポーターの距離が近いので、時にはサポーターから厳しい意見も投げ掛けられますが、試合が始まると彼らサポーターの声はフィオレンティーナの大事な戦力として発揮されます。

フィオレンティーナのスタジアム、アルテミオ・フランキには熱狂的なサポーターが陣取るゴール裏、Curva Fiesole(クルバ・フィエーゾレ)があり、選手入場と共に応援歌が始まります。日本のサポーターの皆さん!フィオレンティーナのサッカーは観て楽しむだけではなく参加して楽しむものなので、まずはこの応援歌(歌詞はこちら)から覚えてCurva Fiesole in Japanを創ってみませんか?

07.02 フィレンツェ現地特派員 | | コメント (1) | トラックバック (0)